1.畑村失敗学とは
「失敗学」は工学院大学の畑村洋太郎教授が提唱する、「失敗には法則性があり失敗は未然に防げる」とする学問です。
自らの体験及び世の中で起こる様々な失敗・失敗を分析し体系・知識化しその防止策を具体的に著しています。
当社の「失敗防止対策」も畑村教授の以下の著書がベースになっています。
失敗学のすすめ
畑村洋太郎 著
講談社文庫 560円
失敗学の法則
畑村洋太郎 著
文春文庫 490円
小さな失敗を放置すると「大事故」に成長する
失敗にはハインリッヒの法則がそのまま適用できる。
頂点に立つ、隠しきれない・取り返しのつかない「大事故」は、もう少しで・ここで気が付かなかったら「あわや大事故」となった「中規模な失敗」を29回繰り返す中から発生します。
そして「中規模な失敗」は日常の300回に及ぶ、失敗の「予兆」とも言える、小さなミスやトラブルに「適切な対処」が出来なかったために発生するのです。
予兆を自覚し適切に対処することにより、失敗が大きくならないように予防し「事故」を防ぎます。そして同じ失敗を防ぐことにより、「損失を軽減させること」が可能となるのです。