3.失敗の定義と失敗率計算式
1)失敗の定義
- お客様に迷惑をかけてしまった事例(未然事故も含む)
- お客様からクレームが入った事例
- 社内でのミスやトラブル
この3つを失敗と定義し報告を義務付けております。
畑村失敗学では「予兆とも言える、小さなミスやトラブルに適切な対処」をすることで事故が未然に防げると言っています。ということは「予兆」を失敗の定義にすれば良いことになります。
ハインリッヒの法則のピラミットでいう底辺の“300”の部分を明らかにして共有することが最も有効な事故予防となるのです。
※インフォルムでは「失敗の定義」を2002年に策定。
その後、2018年3月にISO9001及びISO27001の認証を取得。
2022年4月より「失敗の定義」をISO認証のマニュアル・規定に合致させて運用しています。
ISO認証に関してはこちらから
2)失敗率の計算方法
計算式:一定の期間内における上記定義1と2の失敗案件数÷総扱い案件数=%
例えば期間中に5回の失敗があり、その期間の総受託件数が400件だとすると
5件÷400件=1.25%
期間中に受託した総制作点数の1.25%で失敗が発生したことになります。