カラー印刷が一般的になった現在、DTP・印刷に関わる人間にとって、色についての知識は今まで以上に必要となってきました。ここでは、DTPで知っておくべき色の基本的な知識について解説します。
カラーマネージメント その三 印刷のカラーマネージメントの目的 カラーマネージメントというのは何もDTPに限った話ではありません。データの色の再現性が問題になるケースであれば、どんな場合でもカラーマネージメントの必要性は …
カラーマネージメント その一 最近は、DTP関係の本を読むと必ずと言ってよいほど“カラーマネージメント”という言葉が出てくるようになりました。DTPソフトでも、カラーマネージメント対応は欠かせない要素になっています。 と …
カラーマネージメント その二 色は光の波長 カラーマネージメントのポイントは、デバイスごとの色の違いをどう扱うかということですが、色に詳しくない人には、色がデバイスによって違うということ自体がなかなか理解できないものです …
カラーマネージメント その四 デバイスの管理とプロファイル作成 DTP現場でカラーマネージメントを実践する場合にまずしなければならないことは、プリンタやモニタといったデバイスのカラーマネージメント環境を構築することです。 …
色補正の基礎 さまざまな色補正機能 写真画像の色の補正は、従来はスキャナオペレーターなど色に関する知識と経験が豊富な人間が行ってきましたが、スキャナの需要が減り、デジタルカメラが普及してくると、普通のDTPユーザーが色補 …
色分解の基礎 画像の色分解 最近はデジタルカメラの普及で、写真がはじめからデジタルデータになっていることが多くなりました。デジタルカメラのデータはRGBカラースペースで記録されているため、印刷に使う場合はCMYKに変換( …
2色印刷の色表現 特色の指定 印刷費はあまり多く出せないがモノクロでは物足りない、といった場合によく使われるのが2色印刷です。2色のデータは色数が少ない分だけ4色フルカラーよりも手軽に作れるだろうと考える人もいますが、実 …
プロファイルを使った特色シミュレーション 特色印刷用データの問題 2色印刷では特色を使うのが一般的です。その場合、DTPでは特色の代わりにシアンやマゼンタを使ってデータを作ることがよくあります。 現在ほとんどのDTPソフ …
RGB画像の色変換作業のポイント RGB→CMYKで失われる色 最近は印刷物に使われる写真でもデジタル撮影が一般的になってきました。コンパクトデジタルカメラはスマートフォンにおされて廃れたものの、商業撮影ではデジタル一眼 …
重要性を増すカラー設定 カラー管理の現状 従来の印刷では、色については製版という専門的な部門で一元的に管理されており、この製版部門と実際に印刷する現場のオペレーターだけが色に関する作業をしていました。そのため、他の工程で …
カラーマネージメントを使わない出力 カラーマネージメントの目的と現状 現在、DTP現場で最も使われているのは言うまでもなくInDesignやPhotoshop、IllustratorといったAdobe製品です。その全てに …
色温度 光の色を表す温度 昔、「真っ赤に燃えた太陽だ~から~」なんていう出だしの歌がありました。真っ赤な太陽と言われても私たちは特に驚いたりしませんが、実は太陽が赤いと思っているのは日本人くらいなもので、欧米では金色や黄 …
印刷物の色の評価と環境光 環境によって変わる色 私たちの視覚は、光を目の奥にある網膜で捉え、それを電気信号に変えて脳に伝達するという仕組みで成り立っています。光を実際に感知し、電気信号に変えるのは網膜に無数に存在する視細 …