索引・目次について
目次や索引のページは、本文が完全に校了してから(つまり、もう修正が入らない段階で)作り、チェックするというのが原則です。特に、索引は項目が膨大になりがちで、しかもチェックに非常に手間がかかるため、必ずこの手順を守らなければトラブルが起きかねません。索引は、キーワードとノンブル(ページ番号)を組にして、キーワード一覧から該当ページを調べるためのものです。つまり、ノンブルが正しくなければ意味がありません。ところが、キーワードがどのページにあるかは、修正が入らなくなった段階でなければ確定できません。
索引を作る場合、本文ゲラからキーワードを探し、マーカーなどを使って抽出していきます。
これがまず大変な手間になります。次に、それをノンブルを含めたデータにまとめ、ソート(並べ替え)して一覧を作ります。通常、索引ページはキーワードが探しやすいように五十音順などになっています。ということは、ページの順番に並んではいないということです。そのため、索引をチェックする作業は、あちこちのページを開いてキーワードを探していくというもので、これも手間がかかります。
以上のように手間がかかるため、早い段階から作りたいと考える人が少なくないのですが、索引はノンブルの正確さが命である以上、作るのは必ず最終段階でなければなりません。この手順を守らなかった場合、トラブルの確率はかなり高くなります。